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ハーレーのカバーを取ったチェーンの調整方法をお伝えします

ハーレーロゴ

アメリカ製の大型バイクの代表格といえばハーレーですが、長く乗り続けるためにはしっかりとしたメンテナンスが必要不可欠です。なかでもチェーンはエンジンの力をリアタイヤにしっかり伝える重要な役割を担っているのですが、その分、常に強い力がかかり続けているだけに、快適な走りを維持するためには定期的に調整しておかなければなりません。もっとも、通常はこのチェーンはカバーの下に隠されていて外部からは目視できないため、調整するとなるとまず最初にカバーを取り外すという作業を行うことになります。カバーを外すのは慣れてくれば大したことはないのですが、いきなり挑戦するのは難しいというのであれば最初のうちはハーレーの専門店などに愛車を持ち込んで外し方を教えてもらうと良いでしょう。

カバーを外せばチェーンの状態が目で見えるようになるのですが、ここで重要なのはその張り具合を見極めるということです。チェーンは走行しているうちにパーツ部分が磨耗して伸びたような状態になり、その結果として緩みが生じます。
走行時に付着する埃やごみなどによってローラー部分が磨耗するのも緩みの原因です。チェーンが緩んだ状態を放置しているとハーレーの操作性が悪くなり、最悪の場合には事故につながるおそれがあるため、緩んだチェーンはすみやかに調整してあるべき状態に戻す必要があります。

次に、調整方法ですが、ハーレーをジャッキアップしてカバーを外し、リアタイヤのアクセルナットを緩めたうえで、アジャスターのナットを締めるというのが具体的な手順です。手で張り具合を確認しながらナットを締めていくと、チェーンを張りすぎずにちょうど良い状態に戻すことができるでしょう。
なるべく適正な状態に調整するためには、手作業に加えて、定規を使ってチェーンがまっすぐになっているというのを確かめる方法も有効です。

以上の調整は、走行距離が1,000キロを超えるごとに行うのが良いとされていますが、そこまで走っていなくても1ヶ月をめどに定期的に実施するのがおすすめです。